こんにちは!koemo(くぅも)です。ヨーロッパのハワイ、マヨルカ島(Mallorca)でバカンスです。
2日目。朝からソーイェル(Sóller)の観光をして、15時にパルマに戻ってきました。これからパルマの観光です。
パルマ大聖堂(Catedral de Mallorca)
1230年代、マヨルカ島をイスラム教徒から奪還したハイメ1世によって建設が開始され、400年近くも経った1601年に完成しました。
ケルン大聖堂と言い、マラガのエンカルナシオン大聖堂と言い、建設期間うん百年にあまり驚かなくなってきます。セビリア大聖堂の100年なんて高速ですね。
キリスト教国では街の中心に必ずと言っていいほど大聖堂がありますが、こちらも南国の街並みの中にどっしりと構えるゴシック様式。奥行121m、幅55m、高さ44mという大きさです。
光の大聖堂とも呼ばれるパルマ大聖堂の特徴は、大きなバラ窓やステンドグラスから差し込む光の美しさです。
南国の太陽の恵みを余すところなく活用しているように感じるのは私だけでしょうか。(オランダだったらどうあがいたってこんなに明るくならないぞ。)
そして、パルマ大聖堂のもう1つの特徴は、1900年代初頭に行われた改修で、サグラダファミリアでおなじみのアントニ・ガウディが携わっているということ。祭壇の天井から釣り下がる鉄製の天蓋はガウディの作品です。その他にも壁画や祭壇、ステンドグラスなどのデザインも行っているそう。
さらに、その右隣にあって目を見張ってしまうのは、2000年に入ってからマヨルカ島出身のアーティストミケル・バルセロ(Miquel Barceló)によって作られた礼拝堂です。
Wikipediaによると「現代のピカソ」と呼ばれているらしいのですが・・・どうして礼拝堂がこんなことになったのか、凡人には理解できませんでした。
洞窟のような壁に、魔女の城にいるかのようなステンドグラス(海の中の光を表しているとか)。”歴史ある大聖堂と現代アートの見事な融合”だそうです。
とにかく、壮大で光輝くパルマ大聖堂。ガウディの作品も見れて、スペインらしさがぎっしり詰まっているので、マヨルカ島に来たら是非訪れたいスポットです。
パルマ大聖堂(Catedral de Mallorca)
住所:Plaça de la Seu, s/n, Centre, 07001 Palma, Illes Balears
時間:4月~10月 10時~17:15(土曜のみ~14:15)
11月~3月 10時~15:15
休 :日曜
入場料:€10
ベルベル城(Castell de Bellver)
翌日3日目。ベルベル城はパルマ中心部から3kmと、少し離れた場所にありますが、泊まっていたホテルから徒歩20分。この日はサンタ・ポンサ地区のホテルに移動する日だったので、チェックアウト前にベルベル城に行ってみることにしました。
徒歩20分って軽く歩けると思っていたのですが・・・予想外に坂道でした。やっと入口に着いたー!って思ったら、
そこからの、この階段。
暑い。まだ10時だというのに。
持ってきたお水があっという間になくなりました。
さて、ベルベル城とは何なのかと言うと、マヨルカ王の離宮(兼要塞)だった場所です。見事なまでの円形。中心では何かイベントの準備中?
マヨルカ王家の崩壊後、20世紀初めまでは監獄としても使われていたそう。
建物内部が博物館になっていますが、説明はスペイン語と英語なので雰囲気だけ。マヨルカの歴史に関する展示や王室コレクション、マヨルカの絵画などが飾られています。
そして、3階まであがると屋上に出ることができるのですが、
ここからはパルマ地区を一望することができます。写真だとわかりませんが、そびえたつパルマ大聖堂もばっちり。
豪華客船たちの停泊所も。あそこではきっと優雅なひと時が流れているのでしょう。
「離宮」と言われるとそんな豪華さ・煌びやかさを感じないので、「要塞」の方がしっくりくる気がしましたが、マヨルカの海や山だけじゃない一面も見ることができる場所でした。
ベルベル城(Castell de Bellver)
住所:Carrer de Camilo José Cela, s/n 07014 Palma
時間:火~土 10時~18時(4月~9月:~19時)
日・祝 10時~15時
入場料:€4