こんにちは!koemo(くぅも)です。
マヨルカ島2日目。
今日は朝から活動的に観光します。まず最初の目的地はソーイェル(Sóller)。
ソーイェル(Sóller)とは?
マヨルカ島の北西部にある港町ソーイェル。トラムンタナ山脈の谷間に位置する小さな町です。
ソーイェル鉄道
パルマからソーイェルまではバスで行くこともできますが、ここはソーイェル山岳鉄道で向かいます。(これに乗るのが目的でもある!)マヨルカ市民の移動手段というより観光列車として走るソーイェル山岳鉄道は、1912年開通当時から使われているというレトロな木製列車です。
夏のバカンスシーズンは観光客でごった返すソーイェル鉄道。切符は駅の窓口で購入するのですが、大混雑・売り切れ続出なんて書き込みを見てしまったので、とりあえず窓口の開く9時に向かうことに。始発は10:10です。9時時点でそこそこ並んではいるものの、難なく切符をゲット。
パルマ駅から、ブニョラ駅を経由し、ソーイェル駅まで1時間。夏は1日6往復しています。ソーイェル駅から港のあるPort de Sóllerまでは、これまたレトロな路面電車に乗り換えて約30分です。料金はソーイェル鉄道と路面電車セットの往復で€32。まぁちょっと高いです。観光列車ですから。
ソーイェル鉄道は自由席。窓側の座席を死守するためには、ぎりぎりに行かない方が良さそうです。
車内もレトロ。
所要時間だけを見るとちょっと面倒そうな移動ですが、路面電車は30分おきに出ているし、トラムンタナ山脈の景色やソーイェルの街並みを見ているとあっという間でした。
トラムンタナ山脈は、「トラムンタナ山脈の文化的景観」として世界遺産に登録されています。なんてのどか!
途中駅のブニョラ(Bunyola)駅に到着。駅と言うよりは写真スポットなので、みんな列車から降りて撮影タイム。
車掌さんも外に出て、記念撮影に協力してくれました。
全員列車に戻ったら出発です。置いて行かれることはないのでご安心を。
そして、11:10 ソーイェル駅に到着です。
Port de Sóller(ソーイェル港)
ソーイェル駅から路面電車に乗り換えますが、ソーイェル鉄道の乗客の半分以上が同じルートなので迷うことはありません。ただし、ソーイェル駅で写真を撮ったりしながらゆっくりしていたら・・・席はなくなりました。車両の最後尾の立ちスペースになんとか滑り込み。
綺麗な海が見えてきたと思ったら、Port de Sóllerに到着です。
このあたりはビーチがあったり、
漁船がいたり。とにかくのどかな空気が流れていて、パルマとは全く異なる雰囲気です。
サンタ・カナリア展望台(Plaça de Santa Catarina)
ランチの場所を探していたら、レストランのお兄さんに「ここ行った?!」と勧められたので食べる前にちょっと足を延ばしてみました。
けっこう急な階段ですが、ぐんぐん上ると、
ソーイェル港を一望することができます!
そして、その反対側は見渡す限りの青い海。レストランのお兄さん、ありがとう。
Es Racó d'es Port
絶景ポイントを教えてくれたお兄さんのところに戻ってきました。
テラスか店内かを聞かれ、迷わずテラスをチョイス。
展望台まで一汗かいたので早くビールを飲みたい!とりあえず、すぐ出てきそうな冷たいタパスを頼んだら、これがものすごい美味しくて。オリーブやアンチョビや玉ねぎのピクルスなどが串に刺さって1本€5です。2人でお代わりしました。
そして、大好きピミエントス・デ・パドロン(Pimientos de Padrón)。スペイン版ししとうをオリーブオイルで素揚げして塩をかけただけのシンプルなものですが美味しいんです。
メインにはタコのグリルを。港町なのでシーフード!そしてスペインに来たらやっぱりタコでしょ!グリル野菜やポテトもついている(つけた?)ので、2人で半分ずつ食べてちょうどいい量でした。合計€42。
テラスで心地いい風を浴びながら美味しい料理を楽しんでいたら、帰りの路面電車の時間!急いで乗り場まで走ってなんとかセーフです。
1日かけてゆっくししてもいい街でしたが、この日はパルマに戻ってからも観光をしたかったので、ちょっと駆け足になってしまいました。
と言うのも、ソーイェル鉄道のソーイェル駅の出発時間が14時を逃すと18時になってしまうから。(2022年夏シーズンの時刻表です。)
Port de Sóllerだけでなくソーイェルの街も散策するなら1日かけてソーイェル観光でもいいかもしれません。
Forn La Mallorquina
時間が戻りますが、この日の朝。9時にソーイェル鉄道の切符を買ってから発車時刻まで時間があったので、近くにあったパン屋さん(ケーキ屋さん?)で朝食をとることに。
すると、マヨルカ島発祥のエンサイマダ(Ensaimada)を発見!エンサイマダとは、豚のラードを使いながらさっくさくに揚げた渦巻き状の揚げパンのこと。粉砂糖がたっぷりかかって、パンの部類なのかスイーツの部類なのかはわかりません。
通常はピザのように直径20~30cmもあり、棚の上にあるような箱で売られていますが、これを買うのは少しハードルが高い。ここではミニサイズがあったので味見にはちょうどいい!
お店にはイートインスペースがなかったので、テイクアウトをしてソーイェル鉄道乗り場のカフェでいただきました。あま~くてさっくさくなエンサイマダは、血糖値急上昇は避けられませんが病みつきになる美味しさ。コーヒー必須です。
ちなみに、エンサイマダはマヨルカ島のお土産の定番と言われ、マヨルカ空港でも売られています。(3つも4つも持ってる人をけっこう見かけました。)ですが、粉砂糖たっぷりの揚げパンを美味しく食べられる時間を考えたら、持って帰ることができるのは限られたスペイン人だけじゃないかなー。やっぱり現地で揚げたてを食べるのが一番です。
<マヨルカ空港にて>