もーっとヨーロッパ

オランダ在住30代旅好き主婦が巡るヨーロッパ。週末旅行を中心に、見どころも期待外れも包み隠さずご紹介。欧州旅行のヒントがきっと見つかる。

太陽の降り注ぐアンダルシア②マラガ編~エンカルナシオン大聖堂とピカソ美術館~

こんにちは!koemo(くぅも)です。

 

 

4泊で巡るアンダルシアの旅はマラガからスタートです。

 

 

 9:40 アムステルダム発(KL1037便)

12:35 マラガ着

 

 

マラガ空港に到着後、市内へはセルカ二アスという電車で向かいます。空港から約15分で中心部に到着するので、とても便利。

 

 

 

 

ホテルに荷物を置いたら、さっそく観光に出掛けます。

 

 

 

アタラサナス中央市場(Mercado Central de Atarazanas)

12時半に空港に着いたので、この時点で既に14時すぎ。まずは何か腹ごしらえを!お腹はぺっこぺこです。

 

 

 

 

アタラサナス市場はイスラム時代には造船所だった場所で、14世紀の中央門が残されています。現在は、肉や魚、野菜、果物などの生鮮食品を売るマラガ市民の台所。天井からぶら下がるたくさんの生ハムたちを見ると、スペインに来た!と実感しますね。

 

 

 

 

ですが…14時過ぎ。既に市場内は閉まっているお店が多く、びっくりするほど人がいませんでした。本来なら賑わっているようなのですが…。ここに行くなら午前中~正午が良さそうです。

 

 

 

 

市場の外側にある飲食店はまだ賑わっていたので、とりあえず空いている席を見つけて・・・

 

 

 

 

まずはスペイン初日を祝して乾杯!ギッラギラの太陽の下で飲むビールは格別です。つまみにはタコのから揚げを。

 

 

 

 

 

エンカルナシオン大聖堂(Catedral de la Encarnación de Málaga)

15時過ぎ。喉とお腹が潤ったところで、アタラサナス市場から徒歩7分の場所にあるエンカルナシオン大聖堂へ。

 

16世紀に建設が始まり18世紀まで続いたものの、途中で資金不足になり未完成のまま工事は終了。そのため、当初2塔建つはずだった塔は北側(左)のみとなってしまいました。現在は"La Manquita(マンキータ)"=「片腕の貴婦人」の愛称で呼ばれています。

 

 

 

 

北側の塔の高さは84m。セビーリャのヒラルダに次いで、アンダルシアで2番目に高い塔だそうです。

 

街を代表する大聖堂って、大きな広場や階段が正面に広がっているイメージですが、この大聖堂は狭い路地に突如現れて、逆にびっくり。ここって正面?裏口?と大聖堂の周りを一周してしまったほど。正面の広場はとても小さいので、全景を収めるために、広場にあるレストランにちょっとお邪魔して写真を1枚。

 

 

 

 

かなり大きな聖堂であることが外からでも十分わかりますが、中もかなり広いです。入場料€8にはオーディオガイドが含まれていますが、日本語はありません。

 

 

 

 

たくさんの礼拝堂があり、立派なパイプオルガンも2つ。

 

 

 

 

聖歌隊席は特に素敵。グラナダ出身の彫刻家・ペドロ・デ・メナによって作られた40体の聖人像が並びます。

 

 

 

 

こんなにも太陽の光がさんさんと差し込む大聖堂というのはスペイン特有な気がしました。

 

 

Catedral de la Encarnación de Málaga

住所:Calle Molina Lario 9, 29015 Málaga

入場時間:月~金 10時~20時

     土   10時~18時

     日   14時~18時

入場料:€8

 

 

 

ピカソ美術館

エンカルナシオン大聖堂から徒歩5分。ピカソはマラガで生まれ、10歳までをこの街で暮らしました。ここには、ピカソの子や孫から寄贈された絵画や彫刻が200点以上展示されています。

 

 

 

 

美術に特に興味があるわけではないのですが、マラガで一番どこが良かった?と聞かれたら、ピカソ美術館!と答えます。理由は3つ。

 

 

 

 

①ちょうどいいボリューム感

パリのルーブル美術館のように、広すぎてくたくたになることはない。1時間~1時間半で回ることが可能。

 

 

②丁寧な日本語ガイドがある。

今まで「理解不能」でしかなかったピカソを、理解した気になれる。

 

 

(当たり前ですが)ピカソの作品のみが展示されている。

宗教画から始まり、レオナルド・ダ・ヴィンチフェルメール、モネにルノワール…とあれもこれも展示されていると、ピカソの作品が数点出てきたところで「あぁ、よくわからないピカソね。」で終わってしまう感想も、これだけじっくりピカソばかりを眺めていると、ピカソの絵の中でも違いが見えてくる(気がする)

 

 

素人には十分すぎる理由です。

 

 

 

 

 

 

いかに無知かがバレますが、ピカソがこんなにも絵画以外に彫刻も残していたことを初めて知りました。

 

 

 

 

建物は2階建て。年代順に展示されており、最初の頃はまだ人間らしかった(?)絵が、晩年になるにつれて崩れていく変化も明らかに見てとれて、とても興味深かったです。

 

 

 

 

見終わった後の充実感満足感、そしてそんな(美術館に充実感を感じている)自分への驚きから、思わず記念に買ってしまいました。ピカソの絵(↑)をモチーフにしたピアス、€18。とってもお気に入りです。

 

 

 

 

ピカソ美術館

住所:Palacio de Buenavista, C. San Agustín, 8, 29015 Málaga

営業時間:3~6月 10時~19時

     7~8月 10時~20時

     9~10月 10時~19時

     11~2月 10時~18時

入場料:€9(現在は€12に値上がりしているようです。)

 

 

 

マラガの旅は次回も続きます。