もーっとヨーロッパ

オランダ在住30代旅好き主婦が巡るヨーロッパ。週末旅行を中心に、見どころも期待外れも包み隠さずご紹介。欧州旅行のヒントがきっと見つかる。

Flixbusに乗ってみよう☆アムステルダムからパリへ

こんにちは!koemo(くぅも)です。

 

 

今回はヨーロッパ中を駆け巡る長距離バスFlixbus(フリックスバス)に初めて乗ってみました。目指すは華の都パリです。

 

 

 

Flixbusの評判

Flixbusの最大の魅力はその値段です。長距離バスなんてものには学生時代以来乗っていませんが、もしこれが本当に良かったらヨーロッパ旅行の幅も広がるのでは?!と、半分興味本位でチケットを買ってみました。

 

 

しかし、インターネットで評判を調べるとかなり両極端の書き込みに分かれている模様。

 

 

・安いし快適!次回も絶対使う!

・この値段ならあり。

・長距離なのにトイレが使えなかった。

・1時間以上バス停で待ちぼうけ。

・同乗していた赤ん坊が終始ギャン泣き。最悪。

・隣の人がわきが。

・バスの下(荷物入れ)に入れた荷物がなくなった。  etc

 

 

果たして実体験はどちらに振れるのでしょうか?

 

 

 

アムステルダムのFlixbus発着場

パリまでの直行便の場合、アムステルダムの発着場は2ヶ所あります。どちらもメトロの駅前なので、都合のいい時間のバス・自宅/ホテルから行きやすい駅を選んで良さそうです。

 

 

①Sloterdijk駅

 

 

 

②Bijlmer駅

 

 

 

アムステルダム Sloterdijk駅

今回は①Sloterdijk駅発の夜行バスにしてみました。どうせ7時間8時間バスに揺られるなら、寝ている間に着いた方が効率的かなって。学生時代のような体力はもう無いけど。でも、この便なら最速の6時間半です。そして、料金は1週間前に急遽決めた旅行にも拘らず、1人あたり€29.99(+座席指定€2.99)でした。(約5,000円!)

 

 

<訪問日:2024年1月>

アムステルダム発 23:45

パリ着       6:10

 

 

 

チケットには出発の15分前にはバス停に到着しているようにと書いてありましたが、Sloterdijk駅には初めて降り立つので、念のため30分前に着いてみると・・・

 

 

Flixbusの乗り場は一目瞭然。迷うことはありませんでした。

 

 

 

 

多くの長距離バスがここから発車しているようで、この時間帯でもバスも人もたくさん。深夜バスは治安面の不安がありますが、アムステルダムに関しては大丈夫そうです。

 

 

 

 

2階建てバスもあるんだー!と行先を見てみたら、オーストリア/ウィーン行き。後で調べたら17時間だそうです。うん、これはちょっと無理かな…。

 

 

 

 

パリ行きのバスが来たので乗り込もうと、緑のジャンパーを着た係員にチケットを見せると、これは違うと。23:30発の別のパリ行きでした。

 

 

 

 

その後にすぐ来た白いバスが23:45発。あぶないあぶない。ちなみに、23:50発のパリ行きもあるので、それだけ需要があるということでしょうか。でも係員のおじさんがしっかりチェックしているので乗り間違いはなさそうです。とりあえず時間通りにバスが来たので、心配事はまた1つクリア。

 

 

 

 

 

バスの車内

大きな荷物はバスの下の荷物入れに入れ、リュック1つを持って車内へ行くと、深夜バスだからか、車内はすぐにでも寝られそうな照明

 

 

 

 

暗くてどこに何があるのかよくわからなかったけど、とりあえず座席の前には小さな折り畳み式のテーブルがありました。各座席に付いているはずのコンセントは結局見つけられず。あったのか、なかったのか。

 

Wi-Fiは飛んでいたものの、そこまで強くはありませんでした。基本寝ることに注力していたのであまり使いませんでしたが。

 

 

 

 

過去に(日本の)深夜バスで寒くて寝られなかった経験があったので、今回も少し心配していたのですが、厚着していたら暑いぐらいの快適な温度。窓側の席でも冷えることはなく、これもクリア。

 

そして、23:44。予定よりも1分早くに出発です。

 

 

 

 

一つ残念だったのは、トイレの手洗い場の水が出なかったこと。トイレは問題なく使えましたが、手を洗うことができないので除菌ティッシュを持っておくと便利かも。

 

 

午前2時過ぎ。ベルギーのどこかだったと思いますが、1回だけ10分程度のトイレ休憩がありました。

 

 

 

 

一応アイマスクと耳栓も持って行きましたが、車内はみんなぐっすり寝ているのかとても静かで騒音も問題なし。

 

 

途中、首が痛くなったり足がだるくなったりして何度か目を覚ましたものの、気が付いた時にはパリに到着していました。

 

 

 

 

 

パリのFlixbus発着場

パリ市内の南東、セーヌ河沿いのバスステーションが発着場です。

 

 

 

 

到着したのは6:15でほぼスケジュール通り。ここにもたくさんのFlixbusが止まっていて、ヨーロッパ各地へ向かう長距離バスの発着場になっているようです。

 

 

 

 

まぁ、降りた瞬間からゴミが大量に散らばっていて、パリに降り立ったーって気分になる場所でもあります。

 

 

バスステーションはパリ中心部から少しだけ外れた場所にありますが、メトロのBercy駅までは徒歩5分です。一度外に出てベルシー公園を抜けた先にあります。1月のこの時間はまだ日の出前。バスの利用客らしき人たちがそれなりに歩いていましたが、もし1人旅だったら・・・ちょっとこの時間の利用は考えるかもしれません。

 

 

 

 

 

Flixbusのアプリ

今回驚いたのはアプリの使いやすさです。チケットの購入はパソコンのHPから手配しましたが、アプリでログインをすればチケットのQRコードをすぐに表示することができます。チケットの印刷は必要ありません。

 

 

 

 

そして、バス乗り場/降り場の地図はGoogle mapに簡単に飛べるし、乗車前のチェックリスト(荷物規定の確認やID忘れないでねーなど)もあって、知りたい情報をすぐに得られます。チケットの検索や購入もさくさくできるのは、Flixbusの印象アップに繋がりました。

 

 

global.flixbus.com

 

 

 

総合的な感想~Flixbusを次回も利用するか?

前評判ではいろいろな体験談がありましたが、今回のバス旅に関しては概ねな感想です。室内環境も悪くないし、時間通りだったし。何より安いし!今回たまたま運が良かったのか、または国によるなんて書き込みもあったので、違うルートで乗ったらまた違う感想になるかもしれませんが、アムステルダム―パリ間であれば選択肢としてアリだと思います。

 

 

ただ、夜行バスというのは・・・やっぱり体にはきますね。寝れたと言っても疲れは残ります。やっぱりパリに行く最善の方法はEUROSTAR€35だと思いますが、電車の値段があがってしまった時の候補として今後も検討しようと思います。

 

 

しかし、その前に、アムステルダムからベルギー/ブリュッセル行きのFlixbusがなんと最安€8.99(約1,500円!)なんですよ。2時間45分で着くので、もう日帰りでムール貝の旅でもしてみようかななんて、ちょっと妄想中です。