もーっとヨーロッパ

オランダ在住30代旅好き主婦が巡るヨーロッパ。週末旅行を中心に、見どころも期待外れも包み隠さずご紹介。欧州旅行のヒントがきっと見つかる。

完全攻略!フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の見学方法

こんにちは!koemo(くぅも)です。

 

 

白、赤、緑のカラフルな大理石が特徴的なサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂フィレンツェを訪れてここに行かない人はいないと言えるほど、フィレンツェを代表する観光スポットですが、いろいろとややこしいのでここで纏めてみました。

 

 

 

チケットの種類

チケットは3種類。どれも、チケットの購入時に時間指定をした日から3日間有効です。各施設単体でのチケットはありません。

 

 

①ブルネレスキ(Brunelleschi)パス €30

ドゥオモのクーポラ

ジョットの鐘楼

・サン・ジョバンニ洗礼堂

・ドゥオモ付属博物館

・サンタ・レパラータ地下教会跡

 

※予約時にクーポラに上る時間を指定します。それ以外の施設は自由に訪問できます。

 

 

 

②ジョット(Giotto)パス €20

ジョットの鐘楼

・サン・ジョバンニ洗礼堂

・ドゥオモ付属博物館

・サンタ・レパラータ地下教会跡

 

※予約時にジョットの鐘楼に上る時間を指定します。それ以外の施設は自由に訪問できます。

 

 

 

③ギベルティ(Ghiberti)パス €15

・サン・ジョバンニ洗礼堂

・ドゥオモ付属博物館

・サンタ・レパラータ地下教会跡

 

※予約時にサンタ・レパラータに入場する時間を指定します。それ以外の施設は自由に訪問できます。

 

 

 

 

 

大聖堂の内部は入場無料なので、どのチケットでも見学することができます。違いは、どの展望台に上るか、または上らないか、です。

 

 

②ジョットパス③ギベルティパス€5しか差がないので、階段を上る体力的な問題等が無い限りは③ギベルティパスは選択肢から外していいのかなと思います。(フィレンツェに来て上から街を見渡さないなんてもったいない!)

 

 

 

 

今回は残念ながらクーポラの展望施設がメンテナンス中で閉まっていたので、迷うことなく②ジョットパスを購入しました。

 

 

<クーポラはこの部分に上がれます。>

 

 

 

チケットはオンラインでの事前購入がおすすめ!

今回フィレンツェを訪れた最大の目的が、ジョットの鐘楼に上ること。どうしても天気のいい時間に上りたかったので、当日に天気予報と相談して窓口でチケットを購入することにしました。

 

 



訪れたのは11月のオフシーズン。頻繁にホームページを確認しつつ、3日前でもかなりの枚数が残っていたので、当日も難なく購入することができましたが、夏の観光シーズンは事前購入は必須です。

 

 

 

 

フィレンツェはイタリアの中でも特に人気の観光地です。当日はチケットが売り切れている可能性がかなり高いので、せっかく行ったのにチケットを買えなかった!なんてことのないように。(※2024年3月下旬にも訪れましたが、その時は1週間前には完売していました。)

 

 

tickets.duomo.firenze.it

 

 

 

 

手荷物に要注意!

クーポラまたはジョットの鐘楼に上る場合、大きな荷物を持ち込むことができません。キャリーバッグはもちろん、リュックサックも不可です。実際、入場の際に止められている人を見かけました。階段が狭いから…かな。

 

 

 

 

荷物預り所がありますが、面倒なので肩掛けトートバッグで訪れたら問題なく入場できました。

 

 

 

スケジュールをうまく組もう!

チケットは3日間有効ですが、それぞれの施設の営業時間が大きく異なります。

 

 



ここで最も重要なのが、大聖堂への入場です。大聖堂内のクーポラに描かれた天井画は必見ですが、入場無料なこともあって大行列は避けられません。午後になると1~2時間待ちは当たり前というレベルになりますので、朝一のオープン前に列に並ぶことをおすすめします。(大聖堂は閉まるのも早いので要注意です!)

 

 

11月。9:45頃にこの辺りに並ぶことができました。

 

 

11月。見学が終わって出てきた10:45頃の行列。

 

 

2024年3月の連休に訪れた時は、大聖堂の後方にあるドゥオモ付属博物館近くまで列は延び、さらに折り返しなんて事態になっていました。もちろんチケットは1週間以上先まで完売です。

 

 

3月下旬の12時頃。行列はディズニーランド並み?!

 

 

大聖堂の行列は閉館前に短くなるという情報もありますが、その場合は万が一その時間に行って入場できなかった場合の策も考えておいた方がいいかもしれません。

 

 

 

 

サンタ・レパラータ教会跡は、ドゥオモ(大聖堂)の地下にあるので、纏めて見学しましょう。入口は大聖堂の中にあります。

 

 

裏技として、③ギベルティパスを購入すると、予約時にサンタ・レパラータ教会跡への入場時間を指定します。その場合の入口は、大聖堂の入口と異なる場所にあります。

 

 

 

 

しかし、サンタ・レパラータ教会跡は大聖堂内部で繋がっていますので、大聖堂も一緒に見学することができるようです。時間をお金で買うようなものになりますが、どうしても並ばずに見たい時の最終手段です。(チケットが残っていれば…)

 

 

 

一番効率のいい周り方はこれだ!

①ブルネレスキパスを購入する場合、クーポラに上る時間は指定できますが、ジョットの鐘楼はその場で並ぶ必要があります。好きなタイミングで入場できるというメリットがある一方で、鐘楼も午後になるにつれて混雑します。

 

 

 

 

最も効率よく回るなら、まず朝一で8時からオープンするジョットの鐘楼に上り、10:15のオープンと同時に大聖堂(&サンタ・レパラータ教会跡)を見学。そしてその後、時間を指定したクーポラをゆっくり楽しむ。という方法がベストです。

 

 

 

 

ただし、鐘楼もクーポラも400段以上の階段を上ります。同日にどちらも上るのはかなりの体力が必要になるので、どちらかを翌日に回すのも一つの方法です。いや、天気やスケジュールに問題がない限り、その方がいいかもしれません。

 

 

<大聖堂の入口>

 

 

②ジョットパスを購入する場合はジョットの鐘楼に上る時間を指定しますが、時間を指定したからと言っても優先入場の仕組みはありません。

 

①ブルネレスキパスを購入した(=時間指定をしていない)人たちと同じ列になりますので、午後になるにつれて混雑します。大聖堂ほどの大行列にはなりませんが、可能な限り待ち時間を減らしたいのであれば午前中に上ることをおすすめします。

 

 

余談ですが、ヨーロッパを旅していていつも思うこと。午前中の観光で見かける人の多くがアジア人。欧米人はお昼頃から始動します。

 

 

 

 

ただ、夕暮れのフィレンツェを眺めたい。とか、午後から天気が良くなりそう。とか、考え始めると・・・スケジュールを組むのがどんどん難しくなりそうです。フィレンツェの夕焼けなんて、きっとロマンチックですね。)

 

 

 

サン・ジョバンニ洗礼堂ドゥオモ付属博物館は・・・基本混雑していませんので、お好きなタイミングでどうぞ。