こんにちは!koemo(くぅも)です。
ドゥオモのクーポラや鐘楼の展望台の他に、フィレンツェの街を眺められるもう1つの絶景ポイントがミケランジェロ広場です。無料なのでどんなに混雑していても楽しむことができ、時間指定もいらない最もお手軽な展望エリアです。
ミケランジェロ広場(Piazzale Michelangelo)
小高い丘の上にあるミケランジェロ広場には、フィレンツェ中心部からバスで向かうこともできますが、ドゥオモ広場から徒歩30分程度なので、散策がてら歩いていくのがおすすめ。(イタリアのバスなんて、いつ来るかわからないし。)
この辺りはミケランジェロ広場に向かう人がたくさん歩いていますので、流れについていけば迷うことなく辿り着けます。
1869年建設と、フィレンツェの街の歴史に比べるとかなり新しく造られた広場ですが、ここから一望するフィレンツェの街並みは息をのむ美しさ!
赤茶色の瓦屋根が続くフィレンツェの家々と、立派にそびえたつ大聖堂のクーポラ。アルノ川にかかるヴェッキオ橋もしっかり見渡せます。
フィレンツェが生んだ巨匠にちなんで付けられた名前の通り、広場の中心にはミケランジェロ作のダヴィデ像(レプリカ)も置かれています。(完全に逆光。。。)
お土産屋さんや飲み物等を売るワゴンも出ていますので、散策に疲れたらここで一息を。
3月に訪れた時は、11月にはなかったカフェもオープンしていました。こんなところで一杯飲んだら…!!と思って覗いてみたら、APEROL(アペロール)€10という観光地価格に驚愕。
写真では伝えきれないこの美しい景色は、是非実際の目で見ていただきたい、フィレンツェの中で一番のおすすめの場所です。
夕暮れや夜景の時間帯も幻想的だそうですが、その場合は帰り道が暗くなるのでバスを利用する方が良さそうです。(人が多ければ大丈夫なのかな?)
ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)
イタリア語で「ヴェッキオ=古い」橋という名前の通り、フィレンツェで最古の橋です。ローマ時代に建てられたオリジナルは洪水で流されてしまいましたが、現在の姿は1345年に再建されたものが今も残っています。
第二次世界大戦時、ドイツ軍は撤退の際にフィレンツェの橋を片っ端から破壊しましたが、幸運にもヴェッキオ橋だけは爆破を免れました。
この橋の特徴は、なんと言っても橋の上に建てられたお店たち。橋の上に立つと、ここが橋とはわからないほど、両側に2~3階建ての建物が並びます。
外側(写真はウフィツィ美術館側)から見ると、いびつな形をした建物がよくわかります。1階部分は商店が並びますが、上階部分には「ヴァザーリの回廊」と呼ばれる隠れ通路が存在します。(小さな窓が並んでいる部分)
当時の最大の権力者メディチ家が、住居だったピッティ宮殿から仕事場であるヴェッキオ宮殿まで、雨に濡れず人目に触れることなく移動できるように造らせたメディチ家専用通路です。
回廊を造ったヴァザーリは、ドゥオモの天井画「最後の審判」を描いたヴァザーリです。さらに、彼はウフィッツィ美術館の設計もしています。
以前は野菜や肉を売るお店が並んでいたヴェッキオ橋ですが、悪臭がするという理由でメディチ家はそれらをすべて撤退させました。(さすが強大な権力者。)
以降、橋の上には宝飾店が並び、今も多くの観光客で賑わっています。
それに因んで?、ヴェッキオ橋の中心には、ベンヴェヌート・チェッリーニというフィレンツェで生まれ、ミケランジェロと同じルネサンス期を飾った金細工師の胸像があります。
天気の良い時にはヴェッキオ橋のかかるアルノ川沿いを歩いてみると、とてものんびりした雰囲気を味わうことができますよ。
但し、3月下旬の連休に訪れた時は、浅草仲見世通りか!と思わずつっこみたくなるほどの混雑っぷりでした。
ちなみに、ポンテ・ヴェッキオは、東京ディズニーシーでも見ることができます。ほんと、そっくり!
(引用:東京ディズニーリゾート公式HP)