こんにちは!koemo(くぅも)です。
ついに旅の折り返し地点、3日目です。今日はグラナダからコルドバへ、そしてセビーリャに向かいます。(訪問日:2022年8月)
グラナダ駅
この日はコルドバを観光してから、セビーリャまで向かうので朝早く(7:02)の電車を予約していました。
ここでびっくり!と言うか、全くの想定外!と言うか、大失態!(事前に調べなかった自分が悪いのですが)
朝起きたら・・・
真っ暗でした。
ホテルからグラナダ駅に向かうバスの始発は6時半。それだとギリギリになってしまうので、来た時と同様に6時頃ホテルを出て歩けばいいや~と考えていました。夏の6時ってそこまで早朝でもないし、朝の散歩ぐらいに思っていたのですが・・・
真っ暗。通りに人はほぼいない。かと言って今更タクシーを呼ぶこともできない。仕方なく駅まで歩きました。かなり早歩きで。周りをきょろきょろしながら。通りにたまに現れる人は全員不審者じゃないかと疑いながら。
駅の明かりが見えた時はほっとしました。
グラナダ駅にはカフェが1つあるのみですが、ここで食べた朝食はとてもほっとする温かい味でした。(ただのクロワッサンとオレンジジュースですけど。)
後から調べたら、グラナダの8月の日の出は7時半。6時半に陽が上るアムステルダムよりも南に移動していることもうっかりしていましたが、そもそも東京の8月の日の出は5時。サマータイムはこんなところにも影響がありました。夏にヨーロッパ旅行に行く場合はご注意ください。
7:02 グラナダ発
8:26 コルドバ着 (片道€36)
電車から見た日の出は煌々と輝いていました。
コインロッカー(Cordoba Locker)
コルドバではホテルに泊まらないので、まずは荷物を預けにコインロッカーへ。
このCordoba LockerはHPから事前に予約ができてとても便利。行ってみたらロッカーが空いてない!なんて事態を防げるのでおすすめです。
予約後にメールで送られてくるQRコードがロッカーの鍵になり、時間内は何度でも開け閉め可能。(午前7 時から翌日の午前 6時 59分まで。)
料金は、機内持ち込みが可能なスーツケースが入るMサイズで24時間€4.95。(当時は€3.90だったのですが、現在のHPを見ると値上がりしているようです。)
値段・清潔さ・安全度。どれをとっても十分なので、もしまた行く機会があっても利用すると思います。(スペインでこんな安心サービスがあるんだーってちょっと意外に感じました。)
Cordoba Lockerはコルドバに2ヶ所あります。
ローマ橋(Puente Romano)
コルドバ駅に到着したのが8時半。メスキータの予約は開館と同時の10時です。コインロッカーに荷物を預けたりしても時間が余っているので、ローマ橋に行ってみることに。
それにしても、スペイン人の朝は遅いと言いますが、街に人がいなさすぎてびっくり。9時過ぎてますけどね。
16のアーチで支えられた全長230mの橋ですが、ここも人が少なく、だだっ広い橋という印象。橋を渡った先にあるカラオーラの塔(コルドバの要塞。現在は博物館。)は10時開館なので外観だけ見て引き返しました。
橋の上から眺める河は清々しかったです。
この後コルドバのメイン、メスキータへ向かうのですが、それは次回に回し、その他の見どころを先にご紹介します。
ユダヤ人街と花の小径
メスキータから北西のエリアは、白い壁の家が立ち並ぶユダヤ人街です。迷路のように細い道が入り組み、アンダルシアらしい景色を見られる場所です。
花の小径はメスキータから徒歩3分の場所にあります。細い路地の両脇にかわいらしい花の鉢植えが添えられ、路地の先(間)にはメスキータのミナレット(鐘楼)。”映える”こと間違いなしです。
特に何があるわけでもないんですけど。ちなみに、観光客が多いので人が写りこまないように撮影するのは困難です。
この周辺はお土産屋さんも豊富なので、目的もなくぶらぶら歩いていても楽しいエリア。
ただし、注意点。
暑い。
アンダルシア4都市の中で、コルドバが一番暑かったです。暑さには強い方ですが、連日の歩き疲れも重なって、だいぶ体力を持って行かれました。
Taberna El Poema
ランチに狙って行ったレストランが12開店だと思っていたら13時からと言われ、(HPに12時って書いてあったのに。こういうところはスペインです。)慌てて調べ直したものの、暑さのせいか疲労のせいか、びびびっとくるレストランをなかなか見つけられず、やっと辿り着いたレストラン。
テラス席の混雑っぷりで決めました。
とにかく最初はビールでしょ。
なんと、コルドバでも(このレストランだけ?)アルコール1杯にタパスが1つ付いてきました。コルドバの郷土料理、サルモレホ(Salmorejo)。トマトの冷製スープと言われますが、スープと言うより濃厚ピューレのよう。にんにくの香りと添えられたベーコン?ハム?の塩気が食欲をそそります。ん~!生き返る!
メインに注文したのは、これもアンダルシア地方でよく食べられるというフラメンキン(Flamenquin)。
ハムとチーズを豚肉で巻いて揚げたもの、というダイエットの天敵とも言える食べ物ですが、旅の間はカロリーゼロです。だって一度試してみたかったんだもん。
想像通り(以上?)の肉感ですが、やっぱり使っているハムが美味しいのかな?ビールと一緒にもりもり食べて疲労回復には完璧です。
2杯目に付いてきたのは、スペイン風オムレツ、トルティージャ(Tortilla)。(フォークが刺さっているのもスペイン流)そう言えばスペインでまだ食べてなかった!フラメンキンに比べてさっぱりいただけました。
慌てて探したわりには美味しくてコスパの良いレストランに巡り合えて大満足。体力も回復したところでユダヤ人街の方へ戻ろうと思ったら・・・思いっきりシエスタ時間。(シエスタ=スペインでの長~いお昼休憩のこと。)
え?!と思うほど、街から人が消えていました。
セビーリャへの電車まで時間があるし、アルカサルにでも行ってみようかなと寄ってみましたが、営業は14時半まで。夏の間は午後は閉館するそうです。チーン。
でもこの暑さならやむなし。スペインの夏を最も肌で感じたコルドバでした。
スペインのスパークリングワインと言ったら、CAVA(カヴァ)。きりっとした辛口が暑い時にもぴったり!シャンパンと同じ製法で造られているというのにお手頃価格で手に入るので、家に常備しているほどのお気に入りです。