もーっとヨーロッパ

オランダ在住30代旅好き主婦が巡るヨーロッパ。週末旅行を中心に、見どころも期待外れも包み隠さずご紹介。欧州旅行のヒントがきっと見つかる。

太陽の降り注ぐアンダルシア⑩セビーリャ編~スペイン広場とアルカサル~

こんにちは!オランダでも生ハムを食べたいkoemo(くぅも)です。

 

 

4日目。ついに旅の最終目的地、セビーリャに来ました。(訪問日:2022年8月)

 

 

 

セビーリャ(Sevilla)

セビーリャの人口は70万人。マドリードバルセロナバレンシアに続き、第4番目に大きい都市です。グラナダコルドバと違って、ちょっと近代的な雰囲気。

 

 



 

スペイン広場(Plaza de España)

1929年のイベロ・アメリカ博覧会(万博)の会場として造られたもので、広場を囲むように半円形の建物が建てられています。

 

 

 

 

そこまで歴史は古くありませんが、何が有名かと言うと、映画スターウォーズ クローンの攻撃(エピソード2)」の撮影で使われたロケ地なのです。スターウォーズファンとしては行ってみないと!

 

 

 

 

アミダラ女王の故郷「惑星ナブー」の舞台となった場所。ここが、アナキン・スカイウォーカーアミダラ女王がナブーに到着した時に歩いていた回廊です。うん、うん、見覚えある!

 

 

 

 

9時半過ぎのまだ人があまりいない時間帯。ふと人影に目をやると・・・?!

 

 

 

 

あ、あれは、レイア姫オビワン・ケノービ?!(え?マニアックだって?)

 

 

 

 

おそらく素人のコスプレですが、なんといいタイミングで現れてくれたのでしょう‼テンションがあがって、しばらく2人を目で追い続けてしまいました。(映画のワンシーンみたい?!)

 

 

 

 

セビーリャの中心部から若干離れていて、かつ広場の中心には太陽を遮るものがないので、涼しい朝のうちに見学するのが良いと思って朝一番に訪れましたが、予想外のこんな特典も付いてきてラッキーでした。

 

 

さて、スペイン広場の見学に戻ります。建物のアーチの下には、スペイン48県の特徴や歴史を描いたタイルのベンチがあります。

 

 

 

 

今まで訪れたコルドバ県やグラナダ県を探して記念撮影。

 

 

 

 

建物は階段で2階に上ることができます。

 

 

 

 

上からは建物と並行して流れる運河や中央の噴水も良く見渡せます。是非時間がある方は行ってみてください。(上からもレイア姫たちを探してしまったのは言うまでもありません。)

 

 

 

 

 

セビリア大学(旧王立タバコ工場)

スペイン広場から徒歩7分。アルカサルに向かう途中で見えてくる立派な建物がセビリア大学です。この建物は、かつては王立タバコ工場でした。

 

 

 

 

このタバコ工場を舞台として書かれたのが、あの有名なオペラ「カルメン」。このタバコ工場で女工として働くカルメンと、衛兵として勤めるホセの物語です。

 

 

 

 

 

ムリーリョ公園(Jardines de Murillo)

そして、セビリア大学を通りすぎた先に見えてくるのが、ムリーリョ公園。

 

 

 

 

緑豊かなゆったりとした公園で、歩いていると清々しい気持ちになります。アルカサルに向かう前にちょっと寄り道。

 

 

 

コロンブスの記念碑

ムリーリョ公園の中にある、コロンブスの記念碑です。

 

 

 

 

柱の真ん中に突き刺さっているのは、コロンブスが乗船していたとされるサンタ・マリア号。コロンブスはイタリア出身ですが、スペイン王室の支援を受けてアメリカ大陸を発見しました。

 

 

 

 

上部に書かれた「1492」は、コロンブスアメリカ大陸を発見した年であり、レコンキスタ(国土回復運動)が完了した年でもあります。

 

 

 

 

 

アルカサル(Real Alcázar)

セビリアのメイン観光地の1つとも言えるアルカサルイスラム時代のお城をレコンキスタ後に代々改築して造り上げたスペイン王国の宮殿です。

 

 

 

 

14世紀、ペドロ1世はスペイン各地からイスラム職人を呼び寄せ、グラナダアルハンブラ宮殿を思い起こさせるような宮殿を造らせました。

 

 

 

 

ペドロ1世は、自らイスラムの服装をまとうほどイスラム文化に心酔していたと言われています。

 

 

 

 

たしかに、アルハンブラ宮殿に引けを取らない緻密で繊細なアラベスク模様。どの部屋も美しく装飾されていて、2日前のアルハンブラ宮殿を思い出します。

 

 

 

 

アルカサルの中で最も豪華な「大使の間」の天井は、眩いばかりの金で埋め尽くされていて、圧巻の一言。

 

 

 

 

光を見事に取り込んでいる「人形の中庭」。上部のガラス天井は近代に取り付けられたものだそうです。

 

 

 

 

建物の見学の後は、庭園に。貯水地の真ん中に立つのはマーキュリー神。ここでも”水”を巧みに使ったイスラム式庭園?

 

 

 

 

庭園はそれなりに広いのであちこち歩くこともできるし、歩廊に上ると上から庭園を見渡すこともできます。体力と時間と相談しながら見学するのが良さそうです。

 

 

 

 

所要時間は1時間~1時間半。ここまでアルハンブラ宮殿並みの豪華なイスラム建築だとは思っていなかったので、驚きでした。アンダルシアは本当にどの都市に行ってもイスラム教とキリスト教の共存を見ることができますね。

 

 

 

 

Real Alcázar de Sevilla(アルカサル)

住所:Patio de Banderas, s/n, Casco Antiguo, 41004 Sevilla

時間:4月~9月:9時半~19時

   10月~3月:9時半~17時

入場料:€13.5

 

 

 

Taberna Coloniales

セビーリャのハイライト、セビリア大聖堂を見学する前に腹ごしらえ。セビリア大聖堂から徒歩4分の「Taberna Coloniales」でランチです。12時半の開店を待って入店しましたが、すぐに満席になったので人気のお店のようです。

 

 

 

 

まずは生ハムをチョイス。レストランで生ハムを頼むと大量に出てくることが多いですが、ここはちょうどいい一皿。やっぱり美味しい!

 

 

 

 

アンダルシア地方でよく食べられるという、茄子をフライにしたもの。

 

 

 

 

スペインに来たら食べたかったんです!タコ。やっと出会えました。ぷりっぷりのタコの上にかかっている粗塩がまたいいアクセント。

 

 

 

 

メインの大皿は注文しませんでしたが、タパスが程よいサイズであれもこれも少しずつ食べてみたい時にちょうどいいお店。どれも美味しくて、大満足です。

 

 

Taberna Coloniales

住所:C. Fernández y González, 36, Casco Antiguo, 41001 Sevilla

時間:月~日 12時半~0時

 

 

 

そして、アンダルシアの旅最後の観光地、セビリア大聖堂に向かいます。