ドイツの古都ケルン④世界入りにくい居酒屋でケルシュビール

こんにちは！ドイツに行ったらビールとソーセージを食べないで帰るわけにはいかない、koemo（くぅも）です。

たとえ日帰りで行ける距離だとしても、必ず１泊するのはそのため（＝夕飯にお腹いっぱい食べて飲むため）でもあります。というわけで、ケルンでビールとソーセージを堪能できるお店をいくつかご紹介します。

Gaststätte Lommerzheim

NHK BSプレミアムで放送されていた「世界入りにくい居酒屋」という番組をご存じでしょうか。何を隠そう、はい、大ファンです。

その番組で紹介されたお店がケルンにあるというので、これは行かないと！

www.lommerzheim.koeln

ケルン大聖堂からは徒歩で約２０分。ホーエンツォレルン橋を渡った東岸にあります。観光地というよりは住宅地のような道を進むと、急に騒がしい建物が現れます。（治安が悪いというほどの印象はありませんが、あまり明るくない道ではあったので一人歩きは要注意。）

これぞ、まさにローカル感漂う居酒屋！外にいる人たちは入店待ちなのか、飲み終わったあとの集団なのかもよくわからない雑多なかんじ。

お店に着いたのは１９時半過ぎ。残念ながら夜の予約は開店と同時の１６時半しか受け付けていないので、それ以降は並ぶしかありません。

店内も想像通り賑わっていて、店員さんは自分の仕事で手一杯。たたずんでいたって、誰かが相手してくれるわけではありません。ですが、地下にも広がる広い店内で空いている席を探し回るものの、見つかるわけがなく。

一応通りがかった店員さんに声を掛けてみると、「そこで待ってて！ビールでいい？」って、階段下にあったハイテーブル（席待ち用？）にビールを置いていってしまいました。とりあえずビールを飲んで待つこと１５分～２０分。さっきのお兄さんが「席が空いたよ！」と声を掛けてくれて、ドイツ人夫婦と相席でしたが、運よく座ることができました。

ケルンのビールと言ったら、ケルシュビール。ケルン地方で伝統的な製法で作られているビールです。「ケルシュ」を名乗ることができるのは、「ケルシュ協約」に調停している醸造所のみ。苦みが弱く、すっきりとした味わいが特徴です。

ケルシュビールのグラスは小さなワンサイズ。たくさん飲みたければお代わりすればいい。なんて合理的。

それもそのはず、写真に写る「クランツ」と呼ばれる専用のお盆でビールを運ぶ店員さん。グラスが空になっていると、有無を言わさず次のグラスを置いていきます。まさにわんこそば。杯数をコースターにメモし、最後にまとめてお会計です。お代わりがいらない時は、コースターでグラスに蓋をして意思表示をしないと、延々と飲み続けることになります。

さて、ドイツビールのお供に選んだソーセージは・・・カレーブルスト。特大ソーセージに、ケチャップとカレー粉を混ぜたようなソースがかかっていて、これは夫の大好物です。さすが本場のソーセージ。パリッじゅわっうまっ。大量の揚げたてポテトもいい塩加減でビールが進む進む。

隣のテーブルでは、屈強そうなグループが歌いながら盛り上がって一人一皿ぺろっと平らげていました。（相席した夫婦によると、当日はサッカーの試合があったそうで、彼らの贔屓にしているチームが勝ったらしい。とっても楽しそうな集団でした。）

Gaststätte Lommerzheim

住所：Siegesstraße 18, 50679 Köln

定休日：火曜

営業時間：月～土　１１時～１４時半、１６時半～０時

　　　　　日　　　１１時～１４時半、１６時半～２３時

Früh am Dom（フリュー・アム・ドム）

ガイドブックにもよく出てくるFrüh am Dom（フリュー・アム・ドム）。ケルシュビールを代表する「Früh」の直営レストラン（ビアホール？）です。

大聖堂から徒歩２分という好立地なので、常に満員。外にもテラス席があり、軽く１杯飲むお客さんで賑わっています。

ここも同じく、店員さんは全く相手にしてくれません。地下にも広がるかなり広い店内から空いている席を探すのは一苦労。見つけた！と思ったら、そこ予約席だから、と一蹴されたり。そもそも、テーブルの順番待ちとかないの？と思いますが、早い者勝ちの雰囲気なので、とにかく帰りそうなお客さんを虎視眈々と狙ってささっと席を確保です。