2泊3日のスイスの旅最終日です。
朝の天気が嘘のような澄み渡る青空になったので、いよいよゴルナーグラート展望台へ出発です。
【3日目】
10:23 Rifferberg発
10:33 Gornergrat着
11:31 Gornergrat発
11:36 Rotenboden着⇒ハイキング
12:58 Rifferberg発
13:27 Zermatt着
14:37 Zermatt発
18:14 Zürich Flughafen(空港)着
20:55 チューリッヒ空港発(LX736)
22:15 アムステルダム空港着
10:23発。この時間はZermattから乗車してくる人で車内は混んでいましたが、Rifferbergから終点のGornergratまでは10分なので、そこまで問題はありません。
すぐに標高3,089mのゴルナーグラート駅に到着です。
ゴルナーグラート展望台
駅に降りて後ろに見える建物は、アルプスで最高地点にあるホテル「the 3100 Kulmhotel Gornergrat」。展望台はその先にあります。
展望台からの眺めがこちら!
聳え立つマッターホルン。360度に広がる山。もう、すごい!の一言です。
左は標高4,634mのモンテローザ。アルプス山脈で2番目に高い山です。そしてグレンツ氷河。こんな壮大な景色を、さらっと電車で見に来ることができるのがスイスです。
マッターホルン(標高4,478m)は高さではモンテローザに負けますが、それでも人々を魅了し続けるのは、なによりその美しさだなぁ、としみじみと実感です。
話が逸れますが、スイスで「マッターホルン」と呼ばれているこの山の向こう側はイタリア。イタリアでは「モンテ・チェルビーノ(MONTE CERVINO)」と呼ばれています。
そして、イタリア側から見るモンテ・チェルビーノはちょっとごつごつ系の厳つい感じです。
the 3100 Kulmhotel Gornergrat
10数年前に訪れた時、このゴルナーグラート展望台にあるホテル「the 3100 Kulmhotel Gornergrat」に泊まりました。
部屋の窓から見えるマッターホルンは、まるで額縁に入った絵のように美しかったのを今でも覚えています。
ゴルナーグラート鉄道の終電から翌日の始発まで、ひたすら静寂な時間が流れ、夕焼け、星空、朝焼けと、ものすごく贅沢な時間を過ごせるホテルです。
レストランは宿泊客に限らず誰でも利用できるので、絶景を眺めながら一息つくのもおすすめです。
展示館「Zooom」
展望台には「Zooom」という施設もありました。前回はなかったような?新しい施設なのかもしれません。
(引用:https://www.gornergrat.ch/en/pages/zooom-the-matterhorn)
ユングフラウヨッホと同じく、ゴルナーグラート展望台にも入場料はありませんが、Zooomの入場料も鉄道料金に含まれています。
ここで体験できるのは、VRパラグライダー。眼鏡をかけて、3Dの世界でマッターホルンの周りを浮遊していると、本当に鳥になったような気分でした。
逆さマッターホルンを目指してハイキング
ゴルナーグラート展望台からの景色を堪能したら、お次はハイキングです。
ゴルナーグラートからツェルマットまで歩いて下山することもできますが、ここは初心者用の最も簡単なルートで。電車でRotenbodenまで一駅降り、そこからRiffelbergまで一駅分のハイキングです。
約1時間の短いルートです。観光シーズンであればたくさんの人が歩いているので、道に迷うこともありません。
みんなが目指すのは、ルート序盤にあるリッフェル湖(Riffelsee)。ここでは湖面に映る逆さマッターホルンを見ることができるのです!
ただし、山に雲がかかっても、風が吹いて湖面が波立っても見ることはできません。すべては天候次第です。
朝~午前中が最も見られる確率が高いと言われていますが、ただいまの時刻はちょうど12時前。
見れた!と思ったら、あっという間に雲?!ぎりぎりでした。展望台で見た姿とはまた違った美しさです。
まさに、押し寄せる雲の流れを、孤高の巨人がせき止めているかのよう?!
あとは、ひたすらRifferbergを目指して歩きます。
ハイキングルートは、なだらかで踏み固められた道なので、本格登山のような重装備である必要はありませんが、美しい景色に見とれているとうっかり足を踏み外すので要注意!
もう、頭の中のBGMは「サウンドオブミュージック」でした。
12時半、Rifferberg駅、つまりホテル「Riffelhaus 1853」に到着です。荷物をピックアップしたら、再び鉄道に乗ってツェルマットへ下山します。
ツェルマットでお昼を食べて、最後のお土産を買ったら、スイスともこれでお別れ。
帰りは、スイス航空の最も遅い時間のアムステルダム行きです。
2泊3日の弾丸旅ではありましたが、3日間をフルに使ってだいぶスイスを満喫することができました。ユングフラウヨッホのホワイトアウトの時はまさかと思いましたが、結果的にマッターホルンは思い残すことのないぐらい美しい姿を堪能できて、大満足です。
弾丸旅の唯一のリスクは、天気に恵まれなかった時。ですが、それはもう運!祈るしかありません!