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宝塚好きは必見!エリザベートの人生を辿るシシィ博物館(後)

2024年11月。オーストリアの皇后エリザベート(愛称シシィ)の人生を辿る博物館「Sisi Museum」を見学したら、そのままImperial Apartments(皇帝たちの居室)の見学に続きます。

 

 

シシィミュージアム(Sisi Museum)

シェーンブルン宮殿ハプスブルク家の歴代皇帝の夏の離宮、ホーフブルク王宮は冬に滞在した住居です。

 

 

 

 

フランツ・ヨーゼフ1世の謁見室

在任期間中にのべ約26万人との謁見をしたとか。部屋の中央に置かれている肖像画は、フランツ・ヨーゼフ1世が亡くなる前年に描かれた最後の肖像画です。

 

 

 

 

オーディオガイドの説明はシェーンブルン宮殿の解説と同じ部分も多くあり、ここでもフランツ・ヨーゼフ1世の生声を聴けます。

 

 

 

 

フランツ・ヨーゼフ1世の執務室

机の目の前には、皇帝がお気に入りだったというエリザベート肖像画が置かれ、毎日向かい合うように執務を行っていたそうです。

 

 

 

 

壁にも彼女の有名な肖像画の1枚が飾られています。本当にエリザベートのことが大好きだったのですね。

 

 

 

 

 

フランツ・ヨーゼフ1世の寝室

シェーンブルン宮殿と同じく質素な作りです。毎朝3時半に起きて、身支度を整え、お祈りをして、5時から執務開始…。真似できません。

 

ベッドの横の壁に掛けられているのは、馬に乗ったエリザベートです。

 

 

 

 

 

エリザベートのエクササイズ&ドレッシングルーム

彼女がほとんどの時間を過ごした場所です。19世紀のヨーロッパで最も美しい皇后と称えられた彼女の美貌とプロポーションは、ここで作り上げられていました。

 

 



ドアの枠には吊り輪?!部屋に吊り輪がある宮殿ってなかなか無いのではないだろうか…。エリザベートは身長172㎝、体重45~50㎏。生涯50kgを超えることはなかったそう。

 

 

 

 

 

エリザベートの応接室

壁に飾られているのは、ギリシャや地中海の景色。エリザベートが好んでよく旅していた地域です。

 

ここでフランツ・ヨーゼフ1世と一緒に朝食をとることもあったようです。

 

 

 

 

 

ダイニングルーム

皇帝は週に3回は公式晩餐会を開いていました。そして、毎週日曜日は家族全員が出席必須の夕食会でした。原則7品から13品のコースで、通常 40分から45分・・・ってだいぶ短いです。

 

 

 

 

皇帝がナイフとフォークを置いたら次の料理が一斉に出されるため、皇帝は全員が食べ終わるのを見計らってナイフとフォークを置いていたそう。とても気遣いのできる方なんですね。気疲れしそうです。

 

 

 

 

ダイニングルームで見学は終了です。最後はミュージアムショップを通っておしまい。展示内容がかなり充実していて、オーディオガイドの説明をじっくり聞いていたら、1時間半も経っていました。シェーンブルン宮殿より長い。)

 

 

 

 

皇后の務めは自分を殺して全てを王家に捧げること。” それを拒否して、己を貫き通した我儘な王妃。または、この時代の宮廷のしきたりに押し潰されず、鬱や自殺願望にも負けずに自分を守り抜いた力強い王妃。

 

見方によって解釈が分かれそうなエリザベートの人生ですが、シシィ博物館では彼女をいろんな側面から見ることができます。とにかく、追い詰められならがらも、必至で自由を追い求め続ける彼女の気迫のようなものをひしひしと感じました。

 

 

 

 

そして、ミュージカルでのフランツ・ヨーゼフ1世は「(夫として)ひたすら頼りない皇帝」というイメージでしたが、こんな皇后を見守り続け、部屋には彼女の肖像画をたくさん飾り、最後まで愛し続けたフランツ・ヨーゼフ1世の愛が一番尊いんじゃないかって気もしてきました。(まぁ、愛人がいたとか言われていますが)

 

 

 

 

 

チケットはオーディオガイド付き!

入場料は€19.5シェーンブルン宮殿(Geand Tour)やウィーン家具博物館にも入場できるシシィチケットは€49です。どちらも日本語のオーディオガイドが含まれています。とてもわかりやすい説明なので、説明と合わせて見学をするとより楽しめます。

 

 

www.sisimuseum-hofburg.at

 

 

チケットはインターネットまたは窓口で買うことができます。9時オープンに合わせて訪れたところ、時期的なものか、時間的なものかはわかりませんが、全く並ばずに買うことができました。

 

シシィチケットであれば有効期限1年間、そして予約なしに入場できるので、夏のハイシーズンは事前にシシィチケットを購入するのがいいかもしれません。

 

 

 

 

 

写真撮影OKです!

過去の記事をネットで検索すると、「内部は写真撮影不可です」と言う書き込みばかりでした。それを信じて訪問。オーディオガイドでも「写真撮影は禁止です」と流れます。

 

なので、見学の最初の方は、かなり貴重な(?!)展示に興奮しつつも、脳裏に焼き付けるだけ。たしかに、周りの人も写真撮影をしている人はいない。(よって、前半の写真はHPから拝借しました。)

 

 

(引用:https://www.sisimuseum-hofburg.at/en/

 

 

しかし、中盤を過ぎた頃から写真撮影をし出した人がちらほら。でも館内スタッフも見ていて何も言わない。

 

HPをよく見たら・・・

 

(引用:https://www.sisimuseum-hofburg.at/en/

 

 

写真撮影OKってしっかり書いてあるじゃないですか!フラッシュ撮影が禁止なだけです。

 

 

おいおぃおぃー!!!

ここだけがすっごく後悔。オーディオガイドを信じて損しました。ハンガリー王妃戴冠のドレスを写真に収めたかったです。

 

 

シェーンブルン宮殿エリザベートのコンサートだなんて!行ってみたかった!

 

 

 

 

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