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ドイツっぽくないハンブルク。2泊3日で周るおすすめ観光スポット(後)

2泊3日でハンブルクにやってきました。「ドイツっぽくない」と思ったのは、水辺の街だからかな。とにかく爽やかさ満点なハンブルクはお気に入りの街になりました。(きっと冬はドイツらしく凍えるほど寒いのだろうけど。)

 

見どころが尽きないハンブルクの観光スポットの続きです。【2024年5月】

 

 

 

旧エルベトンネル(Alter Elbtunnel)

911年に開通した旧エルベトンネルは、ハンブルク中心部の北岸と、造船所やドックが多くある南岸を繋ぐために造られた、ヨーロッパで最古の 「川の下を通る」 トンネルです。

 

 

 

 

現在はアウトバーンの(新)エルベトンネルが建設されたので、旧エルベトンネルは労働者用と言うよりは、どちらかと言えば観光客向け。

 

歩行者と自転車は無料で通行することができるので、試しに行ってみることにしました。(かつては自動車も有料で通行できましたが、現在は禁止されています。)

 

 

 

 

地下23.5mの深さにあるトンネルまでは、階段かエレベーターで。

 

 

 

 

100年以上昔に、最先端技術を駆使して作られたエレベーターは130人乗り?!自動車も乗れるサイズです。4基も稼働していて、こうやって見るとけっこう迫力があります。

 

 

 

 

そして長さ426.5mのトンネルに到着。途中で引き返してもいいけど、せっかくなので対岸に渡ってみることにしました。

 

道幅は1.9mと広くないのですが、天井が高いのは当時馬車を想定して作られたから。鞭を振り上げられるようになのだそうです。だからかな、圧迫感も閉塞感もあまり感じません。

 

 

 

 

トンネルを渡り切って、地上へのエレベーターに乗った時。

 

 

後ろから乗ってきた謎の物体。

 

なんだこれは?!

 

と思ったら、屋根がうぃーんと開いて、中から人間が出てきました。

 

 

 

 

エレベーター内の全員の注目を浴びながら、エレベーターが到着したらまた屋根がうぃーんと閉まってすーっと発車していきました。

 

 

何だったのだろうか・・・。

 

スターウォーズか?!

 

(中はおそらく密閉空間。出てきた人間は汗びっしょり。エレベーター中に漂っていた匂いは・・・。)

 

 

みんな「???」な顔をしながら降りて行きました。

 

 

 


さて、対岸からはハンブルクの街を見渡すことができます!

 

 



ハンブルクは港町と言いつつ海沿いではありません。北海から続くエルベ川沿いに発展した街ですが、川幅は広く水深も深いのか、多くの船が行き来しています。

 

それらを眺めているだけでも気持ちがいい。

 

 

 

 

やっぱり「水」のある景色っていいですね。トンネルにも対岸にも、特に何かがあるわけではないけど、意外と楽しめる旧エルベトンネルでした。

 

 



 

フィッシュマーケット(Fischmarkt Hamburg)

ドイツで新鮮な魚介を堪能することはなかなか難しいものですが、ハンブルクは港町。ここに来れば美味しいシーフードに出会えるかも?!

 

中心部からは少し遠いので、ホテルからバスで向かいました。

 

 

 

 

1703年から300年以上も続くマーケットは、魚介だけでなく野菜や果物もたくさん売られていて、まさに市民の台所。バスに乗っている段階で、がらがら付きのカートを持っている人が何人もいて期待値が上がります!

 

 

 

 

今回は車の旅だし、我が家も野菜など買って帰ろうかなと思ったら・・・

 

 

アボカド箱売り。こんなに消費できません。コストコか!)

 

 

 


こんなお洒落な詰め合わせセットも?!€10ぐらいだったと思います。

 

 



メインの魚ゾーンでは、サーモンの切れ端を袋に大量に買う人・・・?!

 

 

 

 

うん。とりあえず朝ごはんを探そうっと。

 

 



あっちもこっちも食べたくて、何度も行き来しながらウロウロした挙句に選んだのは、白身魚のフライサンドと、小エビのサンド。小エビは北海周辺で獲れる名産品です。

 

 

 

 

どっちも美味し!

ただ、思ったより「激安!」というわけではないかも。

 

 

 

 

でも、活気のあるマーケットで気持ちの良い朝を迎えることができました。


毎週日曜日、朝の5時から9時半まで、という限定的な開催ですが、もしスケジュールが合えばおすすめです!

 

 

 

 

天気がいいと本当に気持ちいい。

 

 

 

 

フィッシュマーケットから街の中心に向かって東へ川沿いを進むと、たくさんの船が停泊しているエリアになります。

 

 

 

 

どこかへの移動手段としてのフェリーなのか、周遊して戻ってくる観光船なのかはわかりませんが、とっても賑わっていて船好きは見ているだけでも楽しいエリアでした。

 

 

 

 

 

エルプフィルハーモニー(Elbphilharmonie Hamburg)

ハンブルクは音楽家メンデルスゾーンブラームスの出身地であり、若かりし頃のビートルズが暮らした場所でもあります。

 

エルプフィルハーモニーは、そんなハンブルクで最も有名な倉庫街Speicherstadt(シュパイヒャーシュタット)のすぐ近く、エルベ川沿いの再開発エリアに2017年にオープンしました。

 

 

 

 

ガラス張りで超近代的な建物は、遠くから見てもすぐにわかります。水面や雲が反射している様子もキラキラ輝いていますが、今回おすすめしたいのは建物の外観でもコンサートでもありません。

 

 

 

 

(たしか)6階部分に設置されているプラザ(Plaza)という展望施設には、誰でも無料で入ることができるのです!

 

 

 

 

地上37mの高さから眺める360度のパノラマビューと言ったら!

 

 

 

 

もちろん倉庫街も見えるし、

 

 

 

 

あんなにたくさんのガントリークレーンも。ハンブルクの港っぷりがよくわかります。

 

 

 

 

夕陽に合わせて訪れてもいいかもしれません。

 

 

 

 

入場には無料のチケットを入手する必要がありますが、オンラインで事前予約をする場合は手数料として€3、当日に窓口で購入(?)すると€0です。

 

 

www.elbphilharmonie.de

 

 

コンサートの有無にかかわらず、プラザは毎日10:00~24:00に開いているので、ハンブルクを訪れたら是非足を運んでいただきたいおすすめスポットでした。フィルハーモニーのお土産屋さんもあります。)

 

 

 

 

最後に、もう1つハンブルクで最もおすすめしたい観光スポットがありますが、、、

 

それは次回に続きます。

 

 

 

 

 

 

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