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宝塚好きは必見!ウィーンで「エリザベート」ゆかりの地を巡る!

ウィーンを訪れる方の中には、「エリザベート」ファンの方もいるはず。ウィーンには、シシィミュージアムだけでなく他にもエリザベートや皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に関連する場所がいくつかあります。

 

 

フォルクス庭園(Volksgarten)

まずは、フォルクス庭園からスタートです。ウィーンの中心部にあり、観光客も地元民もみんなが訪れる公園です。5~6月になると400種類以上のバラが咲き誇ります。

 

 

 

 

公園の片隅に、大理石でできた高さ2.5mのエリザベートの記念碑がひっそりと佇んでいます。エリザベートが暗殺された後に作られました。

 

 

 

 

序幕式にはエリザベートの夫、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世も出席したそうです。

 

 

 

 

 

 

Volksgarten(フォルクスガーデン)

時間:4月~10月 6:00~22:00,  11月~3月 7:00~17:30

入場料:無料

 

 

↓ 徒歩10分

 

 

ホーフブルク王宮(Hofburg)

ハプスブルク家の住居ですから、ここは外せませんね。

 

 

 

 

シシィ博物館

まずはシシィミュージアム。皇后エリザベートの愛用品やドレス、部屋などが公開されています。

 

 

 

 

↓ 徒歩4分

 

 

アウグスティーナ教会(Augustinerkirche)

1854年、フランツ・ヨーゼフ1世とエリザベート結婚式が行われた教会です。また、1736年にはマリー・アントワネットの母、マリア・テレジアとフランツ1世の結婚式、さらに、マリー・アントワネットがフランスへ嫁ぐ前に、ルイ16世の代理人と代理結婚式を行ったのも、このアウグスティーナ教会です。

 

 

 

 

ホーフブルク王宮の一部なので、教会らしくない入口ですが、中に入ると真っ白い壁と天井が明るくて綺麗な教会です。

 

 

 

 

ステンドグラスやたくさんの装飾で飾られているわけでもなく、いたってシンプルな作り。個人的には、石造りで重厚さ満点の教会よりもこっちの方が好き。結婚式も華やかに執り行われそうですね。日曜日のミサではパイプオルガンの演奏を聴くことができます。

 

 

 

 

アウグスティーナ教会の地下にあるロレート礼拝堂には、ハプスブルク家の心臓54個が安置されています。ハプスブルク家のしきたりとして、故人の心臓はアウグスティーナ教会、その他の臓器はシュテファン大聖堂、遺体はカプツィーナ教会、に分けて納めるきまりだそう。一般公開はされていませんが、ガイドツアーがあるとかないとか。(シュテファン大聖堂のカタコンベはガイドツアーで見学することができます。)

 

 

 

 

入口から入って右側に、ひときわ目立つ巨大な像があります。これは、マリア・テレジアの愛娘、マリア・クリスティーナの死を悲しんだ夫が造らせた墓碑。悲しみに暮れている雰囲気がものすごく伝わってくる作品です。

 

マリア・クリスティーナは、マリア・テレジアの16人の子どもの中で特に可愛がられ、贔屓にされていました。政略結婚が当たり前の時代に、唯一恋愛結婚を許された人物です。

 

 

 

 

アウグスティーナ教会(Augustinerkirche)

住所:Augustinerstr 3 1010 Wien
時間:月、水、金:8:00~18:00
   火、木  :8:00~19:00
   土、日  :9:00~19:00
入場料:無料

 

 

ちなみに、入口前の広場にたつのはヨーゼフ2世。マリア・テレジアの次の皇帝、彼女の長男です。

 

 

 

 

↓ 徒歩3分

 

 

カプツィーナ教会(Katholische Kapuzinerkirche)

1632年に建設され、ハプスブルク家墓所となっている教会です。ハプスブルク家歴代の12人の皇帝と22人の皇后や女王、そしてその家族の遺体が安置されています。教会は左側、右側の白い建物が霊廟への入口です。

 

 

 

 

言ってもこれらは棺なので…最初は写真を撮るのを躊躇っていたのですが、ここまで並べられると、棺というより「記念碑」のようにも見えてきてしまいます。みんなばんばん写真撮影していたので…。

 

 

 

 

チケットと一緒に貰える地図には、どの棺が誰のものかが記載されています。

 

 

 

 

序盤に現れる最も大きくて豪華な棺がマリア・テレジアとフランツ1世の共同のもの。大きさからもその偉大さがわかります。

 

 

 

 

棺の上には見つめあうフランツ1世とマリア・テレジア。彼女もこの時代に恋愛結婚をした珍しい皇后の1人です。

 

 

 

陽が暮れてから訪れたので、日中だったらもっと明るいと思います。

 



マリア・テレジアの孫、フランツ2世。

 

 

 

 

フランツ・ヨーゼフ1世の弟、マクシミリアン。フランスのナポレオン3世に乗せられてメキシコの皇帝になったものの、ナポレオンは早々に撤退。即位わずか3年でメキシコ軍に捕らえられて処刑されてしまいました。

 

 

 

 

棺の周りにはメキシコの旗や手紙などが供えられていました。メキシコから訪れる人もいるのかな。

 

 

 

 

そして、フランツ・ヨーゼフ1世、エリザベート、ルドルフ皇太子が並んで眠る部屋。ここは他の人の棺はなく、3人だけの空間です。

 

 

 

 

マリア・テレジアのような豪華な棺ではないけど、今でも多くの人がお花を手向けているようです。右側の赤・緑・白のメダルはおそらくハンガリーですね。

 

 

 

 

ルドルフ皇太子も。生前はバラバラだった家族ですが、こうしてようやく一緒になれた、ということかな。

 

 

 

 

出口の近くには、エリザベート宛と思われる手紙などが展示されていました。ドイツ語なので読めませんが、彼女のファンは今も絶えないのだと思います。

 

 

 

 

www.kapuzinergruft.com

 

 

納骨堂の見学が終わったら、一度外に出て教会の方へ。教会は無料で見学できます。

 

 

 

 

歴代皇帝の墓所というと豪華絢爛なものを想像しますが、外観からもわかる通りとっても質素な雰囲気です。

 

 

 

 

両脇に礼拝堂が1つづつあるだけですが、木彫りの祭壇がより上品に感じました。

 

 

 

 

カプツィーナ教会(Katholische Kapuzinerkirche)

住所:Tegetthoffstraße 2, A-1010 Wien
時間:月~日 10:00~18:00
入場料:教会 無料
    霊廟 €8.5

 

 

↓ 徒歩7分

 

 

王宮庭園(Burggarten)

ほとんどの人はモーツァルトの像を見に行くと思いますが、エリザベートファンはこちらへ。

 

 

 

 

フランツ・ヨーゼフ1世の記念像。逆光のせいもあって、なんか悲しそうな顔に見えました。

 

 

 

 

 

 

Burggarten(王宮庭園)

時間:4月~10月 6:00~22:00,  11月~3月 7:00~17:30
入場料:無料

 

 

↓ 徒歩7分

 

 

カフェ「Gerstner(ゲルストナー)」

歩き疲れたら「Gerstner(ゲルストナー)」へ。1847年創業の、エリザベートも常連だったという老舗カフェです。

 

 

 

 

真向いにあるウィーン国立歌劇場の景色を眺めながら、美味しいケーキと一緒に優雅な時間を過ごせます。

 

 

(引用:https://www.gerstner.at/

 

 

彼女のお気に入りだった「スミレの花の砂糖漬け」も要チェック!どうやって食べるのかがよくわからないのですが。

 

 

(引用:https://www.gerstner.at/

 

 

Gerstner Palais Todesco

住所:Kärntner Straße 51 1010 Vienna
時間:月~日 8:00~22:00

 

 

そして、ハプスブルク家歴代皇帝の夏の離宮シェーンブルン宮殿も忘れずに!

 

 

 

 

以上、ちょっとマニアックな観光ルートでしたが、人によっては楽しめるはずです。次回も引き続きマニアックに、エリザベートのお土産を集めてみます。

 

 

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