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ラトビアの首都リガを1日で周るモデルコース(前)

バルト三国の旅2日目。今日はビリニュスからリガへ向かい、リガを観光します。

 

 

【2日目】
 6:45 Vilnius Coach Station発
10:55 Riga Coach Station 着
      リガ旧市街観光
18:30 ディナー  リガ泊

 

 

 

Lux Express

バルト三国ポーランド、ロシアなどを結ぶ長距離バス会社です。

 

luxexpress.eu

 

ビリニュスからリガまでは直通で約4時間。値段はわずか€14と格安でしたが、「4時間のバス旅」とは思えないほど快適でした。

 

 

 

 

リガに到着後、ホテルに荷物を預けたら観光に出掛けます!

 

 

 

リガ(Riga)

ラトビアの首都、リガ。ガイドブックには、「タリンのような古風な雰囲気も、ヴィリニュスのようなのどかさもなく、より都会的。」と紹介されていたのですが、個人的には最も「田舎っぽさ」を感じたのだけど・・・。

 

感想は人それぞれかもしれません。

 

 

リガ中央市場(Rīgas Centrāltirgus)

リガ市民を支える超巨大台所です。元々は飛行船の格納庫だったという敷地は、屋外・屋内ともにとにかく巨大です。

 

 

 

 

所狭しと並ぶお店では、野菜、果物、乳製品、肉、魚、燻製魚、お菓子、スパイス、蜂蜜、ナッツ、工芸品…何でも売っています。

 

 

 

 

ロシアや中央アジアで食べられているお菓子「チャクチャク」を発見!小麦粉の生地を揚げてはちみつを絡めた、かりんとうのようなものです。

 

 

 

 

なんと、コーリュシュカも!日本名では「キュウリウオ」といい、ロシア近海で採れるシシャモのような小さい魚です。リトアニアに比べてロシア感が強いな。ってか、値札がロシア語だし。

 

 

 

 

ここでランチタイムです。中央市場にはレストランもありますが、お手軽なフードコートへ。

 

 

 

 

代表的なロシア料理の1つ、(揚げ)ペリメニスメタナを乗せて。 €4.75。

 

安っ!

 

クラフトビール屋さんもあるので、飲みながらいろいろなものを試せるのが嬉しい。

 

 

 

 

ラトビア市民の台所と言いつつ、観光客にとっても、ラトビアの食文化を楽んだり、お土産探しをする場所としておすすめでした。

 

 

 

聖ペテロ教会(Svētā Pētera baznīca)

中央市場から徒歩13分。中央市場のみ旧市街から少し離れていますが、リガも全て徒歩で周ります。

 

 

 

 

リガのランドマーク的な聖ペテロ教会。13世紀に建てられたましたが、何度も火災や戦災にあい、改築と修復を繰り返している教会です。現在の姿は、第二次世界大戦後に改修されたものです。

 

 

 

 

内部は煉瓦作りのちょっと珍しいタイプです。

 

 

 

 

なぜか超巨大な燭台。何か意味があるのかな。

 

 

 

 

聖ペテロ教会は高さ123mの塔を持ち、72m部分の展望台からはリガの街並みを一望することができます。しかも、そこに行くにはエレベーター!教会によくある狭~い階段を上る必要はありません。

 

 

 

 

旧市街の西を流れるダウガヴァ川と可愛らしい家が建ち並ぶリガ。この美しさから、リガは「バルト海の真珠」と呼ばれています。

 

 

(↓)右側にある4つの丸いドームが中央市場。ここからでも巨大さがわかります。

 

 

もしかしたら一通り観光をしてから上った方が、より景色を楽しめたかもしれませんが、とにかくリガを訪れたら一度は上っていただきたい、おすすめ絶景スポットです。

 

 

聖ペテロ教会(Svētā Pētera baznīca)

住所:Reformācijas laukums 1, Rīga, LV-1050
時間:月~木、日 10:00~18:00 
   金~土 10:00~22:00
入場料:塔 €9

 

 

 

ブレーメンの音楽隊

童話「ブレーメンの音楽隊」の舞台はドイツのブレーメンですが、聖ペテロ教会横にも音楽隊の像があります。

 

 



ハンザ同盟で親交のあったブレーメンとリガは姉妹都市を結んでおり、ブレーメンから贈られたものだそう。とりあえず記念撮影。

 

 

 

市庁舎広場

リガは13世紀にハンザ同盟に加入して、急速に発展しました。その頃の雰囲気を最も感じることができるのが市庁舎広場。かつては、市場が並び、お祭りや条例の布告などが行われ、中心地として栄えた場所です。

 

 

ブラックヘッドハウス(Melngalvju nams)

裕福な独身商人のギルドハウスとして使われていたブラックヘッドハウスでは、毎夜舞踏会やコンサートが盛大に行われていました。

 

1941年にドイツ軍による空襲で破壊されてしまいましたが、リガの創立800周年を記念して1999年に厳密に再建されています。

 

 

 

 

建物そのものも華やかですが、注目すべきは金色の大きな時計。1つの時計で、月・日・時間・月齢を示しています。そして、その下には、ハンザ都市であるリガ、ハンブルクリューベックブレーメンの4つの紋章が飾られています。

 

 

 

 

中に入ると、当時の豪華な装飾やリガの歴史に関する展示を見ることができます。

 

 

ブラックヘッドハウス(Melngalvju nams)

住所:Rātslaukums 7, Rīga, LV-1050
時間:月~日 10:00~17:00
入場料:€7

 

 

聖ローランドの像

市庁舎広場の中心に立つが聖ローランドの像。リガの守護聖人です。

 

左奥に見えるのは、聖ペテロ教会の尖塔です。

 

 

 

 

 

ラトビア占領博物館(Latvijas Okupācijas muzejs)

1940年にソ連に併合されてから1991年に独立するまで、ソ連およびナチス・ドイツによる占領下で何があったのか、「ラトビアの国家、国民に対して行われた犯罪を世界に思い出させること」を使命として、1993年に設立されました。

 

 

 

 

占領博物館には75,000点以上の品物が収蔵されていますが、ただ展示するのではなく、映像や展示方法も工夫されているのが印象的でした。オーディオガイドに日本語はないので、英語の説明文を読みながらの見学でしたが、気が付いたら1時間以上経っていました。

 

見学後は暗い気分になるので意見は分かれると思いますが、ラトビアの歴史が少しわかったような気がしたので訪れて良かったと思っています。

 

 

ラトビア占領博物館(Latvijas Okupācijas muzejs)

住所:Latviešu strēlnieku laukums 1,Rīga, LV-1050
時間:10:00~18:00
入場料:€8

 

 

話が逸れますが、リガの旧市街から北東に10分程度歩いたあたりは、各国の大使館が並ぶエリアです。そこで見たもの。

 

ロシア大使館の正面にある建物には、プーチン大統領と骸骨を合成した絵が、ロシア大使館に見せつけるように掛けられていました。

 

 

 

 

そして、周りには多くのウクライナの国旗が掲げられていました。

 

 

 

 

やっぱり、バルト三国では、オランダで感じるよりもずっと、ウクライナに関する強い反対運動が起こっているのを実感しました。

 

 

リガの観光は続きます。

 

 

 

 

 

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